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ベルの最後の一日。 - 4dogbrothers

4兄弟との暮らし

ベルの最後の一日。

投稿日:2019年3月21日 更新日:

2019.3.15  ベルが旅立ちました。

18歳と、あと4日で6ヶ月でした。

14日の朝は普段と同じようにテクテク歩いていたのですが、午後に異変がおこり始めました。

リビングからおトイレがあるお部屋をいったりきたり、少ししたら今度はソファーの周りをひたすら歩き回って同じ場所で止まり吠える。

そしてある程度歩くと、意識が遠くなりクラクラとしながら倒れてしまう。

慌ててベッドに連れて寝かせても数分したらまたムクッと起きてまた同じことを繰り返す。

何かがおかしいと感じたので、パパにできるだけ早く帰ってこれるように連絡をしました。

夕方頃には同じ場所でクルクル回ってしまい、認知症と言われる症状が、、、そして朝からゲボゲボとしながらも何も出なかったのが、夕方には朝食べさせたご飯のかけらがゲボゲボするたびに少しずつ吐き出るように。

19時くらいになると自力で歩くのも困難になってきましたが、ベルは一生懸命立ち上がろうと頑張る。。。そして嘔吐。。。見ているのも辛く苦しい、、、でもベルはもっと辛く苦しい。

19時を過ぎてからのベルは一分一秒毎に状態が悪くなっていくのが目に見えてわかりました。

かかりつけの病院は午後からお休みだったのですが、救急対応の電話にお電話して状況をお話ししたら、対応して下さった先生が優しい口調で、

ベルちゃんは旅立つ準備を始めてるのだと思うと。。。

これからご家族がベルちゃんにどうしてあげたいかを確認します。

と言われ、このままの状態を維持することになっても延命をするか、このまま自然に旅出させてあげるか。。。

言葉を失いました。。。しばらく嗚咽しか出ませんでした。。。先生は私が喋れるようになるまでじっと待ってくれました、、、

そしてやっと振り絞って出た言葉が、ベルが一番辛くないようにしてあげたい。。。でした。

いつかこんな時が来る、その時私はなんて答えるだろう、、、と想像したことがありましたが、答えは見つからないままでした。

そして夜になりベルが大量の嘔吐を。。。その時、ベルを失う、、、と感じたくらい胸が痛む姿でした。

喉に何かが詰まってる音がして帰宅していたパパが、ベルを逆さまに!と叫び、私はベルの顔を下にして泣きながらベル!ベル!ベルと何度も叫んだと思います。

一瞬フラッシュバックしました。

レイが病院で同じ処置をされる姿を。。。

ベルは少し痙攣をしましたがなんとか息をして落ち着いてくれました。

ベルのお口の汚れを拭いてあげて、グッタリと力がないベルを力を入れないようにそっと抱きしめました。

ちょっとでも力を入れてしまったらベルの体が壊れてしまいそうで。。。

ベルを失う苦しさと悲しみと恐怖に自分も壊れてしまいそうでした。

もうダメなのかと、、、心が潰れそうになりましたが、ベルは強い子です、、、生きようと頑張ってくれました。

少し落ち着いたので、ベルをリビングに横にさせて私もベルの目の前でベルを見ながら横たわっていたらついうとうとと、、、パパに声をかけられハッと目を開けたら、ベルがとっても可愛いお目目で私の腕にちょこんと顔をのせて私を見つめてました。

あれっ、、、ベル、元気が戻った感じがする!

あまりにも穏やかな顔をしてるベルを見て、もしかしたらご飯を食べてないから衰弱してるだけかも!明日の朝、病院に連れて行き点滴をしてもらったら元気になるかも!と本気で思ったほどに私を見つめるベルは穏やかで可愛いベルの顔でした。

ちょっと安心したので、ベルをパパに見てもらって私はお風呂に入り、きっと明日病院に行ったら先生に、ベル大丈夫だよ!といつものように言われる、、、と根拠のない安堵感を感じながらお風呂に入りました。

そしてお風呂から上がって髪の毛を乾かしてる最中にパパが、、、急いで来て!と。。。身体が震えました。

慌てて濡れてる髪の毛を結びベルのもとに行くと、息をしようと頑張ってるベルの姿が、、、

嘘でしょ、、、やだやだやだ、、、、

お風呂に入る前のベルとはまるで別人、別犬、、、。

止まりそうな心臓をマッサージしながら、ベルの名前を叫び、いろんな思いを叫んだと思います。

そしてパパがこれ以上苦しめちゃ可哀想だよ、、、と。。。

ベルを失いたくない思いと、これ以上ベルに苦しい思いをさせたくない思いと。。。そしてマッサージをしていた手を止めて体じゅうを何度も何度も撫でました、、、よく頑張ったね、、、って言いながら、、、言葉になってなかったかも。。。

ベルは最後までお兄ちゃんらしく立派な最後でした。

最後まで私達の手を煩わせることを最小限にして、、、もっともっとわがままになって煩わせてくれたら良かったのに、、、。

わんちゃんの1日は人間の5日と同じと言われますが、、、最後の1日はいつもマイペースなベルがまるで走り抜けた感じでした。

新しい命を迎える喜びと、最愛の命を見送る悲しみと。。。

永遠があればいいのに。。。ね。

最後の1日はあまりにも辛すぎて記憶が飛び飛びになっている部分があります。

日を追うごとに、また悲しみがこみ上げてくる、レイの時と同じように。

そしてああしてれば良かった、こうしてれば良かった、、、と悔やんで自分を責める。

この思いは最愛の愛犬を亡くした飼い主さん、皆んな同じ。。。

そしてこの苦しみを自分自身がどこかで乗り越えなくてはいけない。

きっと、もっともっと生きたかったのに生きれなかったレイとベルの為にも生きている私達は精一杯生きないと。。。

ベルと昨年旅立ったレイに天国で会えるように、、、ベルとレイに誇れる人生を送ってベルとレイに会いに行かないと。。。

そして一年にお兄ちゃんと弟を失い辛い思いをしてるパティとココの為にもまだまだ頑張らないと。。。ね。

ベルの最後のお散歩の時に撮った写真です。

ベルの最後の一日は、辛くて苦しくて悲しくて、、、そしてベルのことが愛おしすぎる一日でした。

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