人間の高齢化社会で問題になっている認知症、人ごと?いえいえ、犬ごとではありません。
家のベルも18歳になって夜鳴きが続くようになり、もしかして認知症かも?と感じるようになりました。
18歳と言う年齢は年齢的に認知症になってもおかしくない年齢です。
犬の認知症は残念ながら治療で治る病気ではありません
犬の認知症は残念ながら治療で治る病気ではありませんが、予防や対策をする事で進行を遅らせたり、多少の症状改善はできるようです。
愛犬と自分の為にも愛犬が1日でも長く元気で過ごせるように今から予防をしてあげましょう。
夜鳴き=認知症ではありませんので、まずは自分の子が認知症の可能性があるかを見ていきましょう。
認知症のよく見られる症状
夜鳴きをする。
家の子は叫ぶ感じで鳴きますが、低い声で鳴く子もいるみたいです。なだめても無反応で単調に鳴きます。
昼夜が逆転する。
昼間は寝てばかりで、夜になると歩き出す。
狭い所に入ってしまったら出れなくなる。方向転換ができない。
同じ方向にくるくる回る。
無反応になり尻尾を振らなくなる。
おもらしなど、おトイレ以外での失敗が増える。
自分の愛犬に当てはまる行動はありますか?
当てはまる行動が1つでもありましたら、すぐにでも予防を始めてできるだけ進行を遅らせるようにしてあげましょう!
認知症の予防と対策
身体の外からアプローチ
日向ぼっこをさせる。
太陽にあたることで体内時計を正確に戻す。
長い時間ではなくて良いので太陽を浴びさせてあげましょう。
足腰がしっかりしてるのでしたらお散歩に出たり遊んだりして脳に刺激を与えてあげましょう。
足腰が弱くなっているのでしたら抱っこして外の空気を吸わせたり、体を撫でたり、マッサージしたりと体に刺激を与えながら話しかけ、楽しい・嬉しいと感じさせてあげましょう。
シニアに入ると体を休めることも大切ですが、適度な運動はシニア犬にも大切です。
身体の中からアプローチ
DHA・EPAを摂らせる。
人間の認知症予防と同じく犬の認知症予防にもDHA・EPAが良いと言われています。
DHA・EPAが入ったサプリやフードをあげるのもいいですが、DHA・EPAはオメガ3系脂肪酸なので、えごま、亜麻仁、サーモンオイルなどをいつも食べているご飯にほんの少量加えてあげるのもいいと思います。
ついでに我が家では自分達も認知症予防に摂取してます。
DHA・EPAの多く含まれる食材
イワシ、マグロ、サバ、ブリ、サンマ、サケ、カツオ
生に慣れているのでしたら鮮度のいいお刺身をあげるのもいいですね。
ベルはマグロのお刺身が大好きです。
また、抗酸化作用のあるビタミンE、ビタミンC、βカロチン、フラボノイドの摂取も良いと言われています。
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ビタミンE、ビタミンC、βカロチン、フラボノイドの多く含まれている食材
かぼちゃ、にんじん、ブロッコリー、りんごなど。
蒸したかぼちゃやりんごはおやつにあげてもいいですね。
パー君とコーちゃんは毎晩お夕食の後にりんごをあげています。
食材はアレルギーや持病で食べてはいけない食材もありますので、初めてあげる食材はかかりつけの獣医さんに相談してからあげて下さいね。
愛犬の認知症が悪化してどうしようもなくなった場合
愛犬が認知症になると介護が必要になり飼い主さんが精神的、肉体的に参ってしまう事があります。
飼い主さんが参ってしまいそうになったら獣医さんと相談をしてお薬を処方してもらう手段もあります。
副作用などを考えるとできれば最終手段として考えたいですね。
愛犬が認知症になるという事は、飼い主さんがその歳になるまで大切に育てた証でもあります。
そして愛犬が頼れるのは愛する飼い主さんだけです。
愛犬と1日でも幸せに暮らせるように毎日を大切に過ごしましょう。
認知症かな?と思う症状も、もしかして病気が原因の可能性もあるので愛犬の変化を感じたらまずはかかりつけの獣医さんに診てもらいましょうね。
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